ドイツ旅行の準備

ドイツ旅行でレンタカーを運転するために国際免許を取得した体験談(埼玉)

(※注:2022年8月に当記事の全面見直しを行いました。道交法改正等に伴い変更になった点を反映していますので、ご注意下さい!)

海外で車を運転するためには、国際免許が必要になります。

今回のドイツレンタカー旅行に向けて、私・家内とも国際免許を取得してきましたので、その体験談を書きます。

取得にあたっては難しいことは全くなく、即日交付されます。

普通免許を持っていれば書類に記入・提出するだけで、テストのようなものもありません。

取得費用も、申請料2,350円+スピード写真代800円+交通費 程度です。

ただし、受付は平日限定、場所も県内に数か所のみ、大型連休前は混雑を覚悟しましょう。

旅程に間に合わなくなってしまったり、超混雑しそうな日しか選択肢がなくなってしまう前に、早めに取得に向けて動き始めることをお勧めします。

なお、私たちが取得したのは埼玉県になりますので、埼玉在住の方々により参考になる内容になると思います。

現地への交通手段は、家内:電車、私:車 でした。

日本の免許保有者が海外短期観光目的で運転する方法、現実的には国際免許を取得すること

日本の免許保有者が海外で運転する方法は、3つあります。

  1. 日本で国際免許を取得する
  2. 日本の運転免許証を外国に持って行き、現地免許に切り替える
  3. 外国で運転免許試験を受けて、その国の免許を取得する

海外でレンタカードライブをする程度の短期的な目的であれば、①番一択ですね。

長期赴任者は③で取得し、運転することも多いでしょう。

国際免許で運転可能な国は、原則ジュネーブ条約加盟国のみ。ドイツは条約非加盟だが、運転可能。

国際免許が公式に効力を発揮し、運転可能な国はジュネーブ条約加盟国です。

平成31年3月現在、ドイツは条約加盟国に含まれていないものの、日本の運転免許と国際免許を持参すれば運転可能です。

事前にレンタカー会社の日本担当者からもそう聞いていましたが、申請時に窓口でも次のように確認がありました。

ドイツでは、国際免許を持参しても運転できない可能性があります。それでも申請しますか?

もし何かあっても、あなたの意思で申請したんだから文句は言わないでね!っていう意思確認でしょう。『はい!』と答えておきましょう!

埼玉県での国際免許の取得方法は2通り。即日交付希望なら鴻巣・大宮の窓口へ

埼玉県での国際免許の取得方法は、2通りあります。

後日交付で構わない方 最寄りの警察署で申請。期間は2週間程度。郵送も対応可。
即日交付希望の方 埼玉県は、鴻巣と大宮の窓口で申請可能。即日交付される。

即日交付受付窓口の詳細は下記です。

運転免許センター 鴻巣市。1階国外運転免許証申請窓口。
TEL:048-543-2001
再交付・国外運転免許センター さいたま市。大宮ソニックシティビル4階。
TEL:048-647-4131

受付は月~金、8:30~11:30※、13:00~16:30。

※要注意!鴻巣運転免許センターのみ11時までです!

祝日および12/29~1/3は休みとなります。

なお、間に昼休みの時間帯があります。

大宮の免許センターでは、この間は室内にも入れず廊下で立って待っている方を見かけました。昼休み時間には注意しましょう。

私たちは、下記理由から窓口での直接申請を選択しました。

  • 2週間掛かってしまうと、結構ギリギリだった
  • ちょうど大宮に行く用事があった
  • 郵送時は証明写真の添付が必要となるが、微妙なサイズで準備出来なかった(次項参照)

国際免許申請に必要なもの。写真サイズがネック、センターにはスピード写真機あり。

国際免許申請に必要なものは下記ですが、意外と写真がネックになったりします。

・日本の運転免許証

・パスポート または 海外渡航を証明するもの(航空券や旅行会社発行の旅程表でも可)

・国際免許用の証明写真(6か月以内、縦4.5×横3.5センチ)

・申請手数料2,350円

※注!:写真サイズは道交法改正に伴い変更になっていますが、2022年8月現在、上記サイズが正式です(以前は縦5×横4でしたが変更済なので要注意)

道交法改正後はパスポートサイズと同等になりましたので、街中の写真機でも撮影が可能なことが多いです。

但し、写真を持参する場合には注意点が2つあります。

  1. 写真撮影時期が6か月以内か確認するため、領収書も持参
  2. 写真はサイズに合わせて切らずに持参(綺麗に切ってくれます)

鴻巣と大宮の窓口内にはスピード写真機が設置されています(大宮では撮影料金800円でした)

パスポート or 海外渡航を証明するもの、も忘れずに持っていきましょう。

パスポートだけを持参する場合には、提出書類に渡航先や期間の記載箇所がありますので、控えていきましょう。

私は控えていかなかったため、その場でスマホで予約サイトを確認してしのぎました。

イタズラや不要不急の申請ではなく本当に必要性があることを確認する目的のようです。

記憶を頼りに書いたとして、多少日程に間違いや変更があっても後日に突合せや再提出は求められませんが・・・、変に疑われたくありませんしね!

免許証記載住所の管轄でのみ申請可能。住所変更は別窓口なので注意

国際免許証は、運転免許証記載住所でのみ申請可能になりますので、注意が必要です。

引っ越したけど、住所は旧住所のままだった!なんてことのないよう、事前に免許証記載住所を確認しておきましょう・・・。

大宮は国外運転免許に特化した窓口ですので、その場で住所変更は出来ません!

もし住所変更が必要になる方は、以下のどちらかの方法で対応が必要です。

  1. 事前に警察署で住所変更をした後、改めて大宮の窓口にいく
  2. 住所変更と国外運転免許申請を同時にしたければ、鴻巣の運転免許センターでなら可能

自身の条件に合わせて選択しましょう。

こういった落とし穴もあるので、早めの動き出しが肝心ですね。

大宮ソニックシティの再交付・国外運転免許センターで取得した体験談

大宮ソニックシティへのアクセス方法

電車で行く場合は、大宮ソニックシティは大宮駅西口から徒歩約3分です。

駅の目の前ではないものの、歩行者デッキにて出口より直結しており、特に迷うことなく到着できました。

  1. 大宮駅西口を背にして、
  2. 左手そごうの前を通過して、
  3. 真っすぐ歩いていけば、
  4. すぐ右手に見えてきます

ソニックシティは大きく有名な建物ですから、本当に迷ってしまったら聞いてみましょう。

なお車で行く場合は、ソニックシティビルの地下に駐車場があります(タイムズでした)

大宮ソニックシティ地下駐車場の詳細

料金は200円/20分、高さ制限2.3m、収容140台。

国外免許申請の間だけ停めた私は400円で済みました。

(当時30分200円 ⇒現在20分200円に値上。 600円かかるかも・・・)

収容台数にも余裕がありましたし、車も悪くない選択肢です。

地下駐車場からは、ソニックシティビルソニックシティホール用のエレベーターがあります。

国外運転免許センターは、ソニックシティビルですので間違えないようにしましょう。

また、国外運転免許センターは4階ですがどのエレベータでも直通はしていません

地下駐車場のエレベーターからは、一旦2階に上がりましょう。

国外運転免許センターは4階。エスカレーターが便利

駅から徒歩で来た場合、歩行者デッキを通って辿り着いた入口=2階です。

2階からは、エスカレーターで4階に向かうのがおススメです。

エスカレーターは館内中央のわかりやすい場所にドーンとあります。

国外運転免許センターへのエスカレーター国外運転免許センターへのエスカレーター

 

最終目的地である国外運転免許センターも、4階エスカレーター降り口の真正面にあり分かり易いです。

エレベーターホールもありますが、数多くのエレベーターがズラリ・・・。

しかも低層階には止まらず高層階にのみ直通で向かうものが多め。

私には4階に停まるエレベーターをすぐに見つけることが出来ず、諦めました。

国際免許取得にかかる所要時間。時期、曜日、時間帯により大差あり。

私と家内のケースは下記でした。

もちろんどちらも平日でしたけど、かなり混雑状況が異なりました!

申請日 時間帯 待ち人数 所要時間
家内 7/30 火 14時頃 5人程度 15分
8/2 金 11時半 30人弱 50分

会社をちょっと抜けて来やすい時間帯が混みやすいのかな、という印象を受けました。

また、お盆休みなどに近づくにつれて混みやすくなると思われます。

思ったより時間が掛かったので、危うく次の予定に遅れるところでした(苦笑)

国際免許申請の流れ

センター内での申請の流れは、下記の通りです。

もちろん、現地にて指示に従っていけばスムーズに申請できますので、記憶しておく必要はありません。

1.窓口に国際免許申請の旨を伝える。日本の免許証を提示し、申請料を納付、印紙を添付した申請書と記入例シートを受け取る

2.机で申請書を記入する。目新しい記入項目は、渡航予定日、滞在予定期間、パスポート持参時はパスポート番号、出生地など。その他、記入例シートを参照しながらなので、難しい項目はない。

3.スピード写真機で証明写真撮影。料金は800円。取り直しの出来ない1発タイプ。ただ、目をつぶってしまうなど証明写真として役目を果たさない場合は係員に申し出ると撮り直し対応可能と書いてあり、実際にしている人もいた。写真は4枚出てくるが、切離しは自分でせずそのまま提出。窓口で綺麗に切り離してくれる。

4.申請窓口の番号札を取り、申請書・免許証・写真・パスポートを提出。(前出のジュネーブ条約非対称国でも申請するかの確認は、このタイミング)

5.順次、申請窓口の番号で呼ばれ、記載事項の間違い有無確認の後、交付される

まとめ

国際運転免許の取得自体は、決してハードルが高いものではありませんが、早め早めの取得をお勧めします。

取得日より1年間有効ですので、事前に取得しても有効期間は十分でしょう。

即日交付の窓口も県内2か所と限られていますし、平日かつ日中のみの受付ですし、パスポートなど不慣れな持ち物を忘れてしまったり、住所変更が漏れていたり、・・・などで出直しが必要になったしまうかもしれません。

ただでさえ旅行前のバタバタ準備期間に行くのは、得策ではありません。

大したことないからこそ、早めに済ませておく方が安心です。

なお取得にかかった費用は、申請料2,350+写真800+駐車400円で計3,550円でした。
(ガソリンは別件のついでなので除きました)

ちなみに、国際免許はパスポートより一回り大きいくらいの厚紙で出来ていて、結構持ち運びが邪魔です・・・(アイキャッチ画像参照)

ご参考になりましたら幸いです。では。