海外レンタカー旅行の計画。まず、何からする?
旅慣れていないと、
ヨシ!今回の海外旅行は、初めてレンタカーに挑戦してみよう!
と決めた後で、
・・・でも、何から決めたら良いのだろう?
と、なりませんか?
私は、なりました(笑)
海外旅行計画すら初挑戦だった私が、どのような順序でなら決めていくことが出来たか、紹介しますので、ご参考にしてみて下さい。
その中で、後悔・反省ポイントもありますので、併せて紹介いたします。
まず、ざっくりとした流れで紹介。航空券の購入により、プランが現実味を帯びていく。
まずは全体把握のため、ざっくりと通して紹介してしまうと、下記のような順序でした。
- ガイドブック購入
- ガイドブックを参考に、行ってみたい観光地、最優先をざっくり決める
- 会社・学校の都合から、最大滞在期間を仮設定
- 航空券の購入 (出発日の5か月前)
- 旅程詳細を詰めていく
- レンタカー予約 (出発日の1か月前)
- 宿予約 (出発日の5か月前~1週間前)
ポイントは、航空券の購入時期にあると思います。
早めに手配をしてしまうことで、あやふやだったプランが引き締まっていく感覚で、色々なことが決めやすくなっていきます。
ただ、⑤をもう少しだけ真剣に検討してからの方が、無駄は生じませんでした。それは以下で紹介いたします。
旅行計画立案順序、詳細の説明
①ガイドブック購入
これは、基本になると思います。
インターネットだけで計画出来る方もいらっしゃるかもしれませんが、ペタペタ付箋はったり、パラパラめくっている間に新たな観光地や現地の情報に興味が出てきたり、やはり本の方が計画が捗ります。
そんなに高価なものでもありませんし、まずは購入してしまいましょう。
旅行総額に比べたら、なおさら大したことない額ですし、万一計画が流れてしまったとしても、完全な無駄ではなく読み物としても十分楽しめますよ。
地球の歩き方など、メジャーどころで良いと思います。
せっかくなら旅行の半年~1年前には購入し、ゆっくりじっくり、眺めはじめると良いかと思います。
ちなみに、手元にある地球の歩き方は、6月6日が改訂版第1刷の発行日でした。
それぐらいの時期に、その年の最新版が書店に並ぶと思われます。
②ガイドブックを参考に、行ってみたい観光地、最優先をざっくり決める
行ってみたい観光地に付箋を貼ったり、書き出してみたりしましょう。
また、ここは何があっても絶対に行きたい!という、最優先地を決めてみましょう。
その理由は、航空券の購入に影響するからです。
せっかく、はるばる滅多に行けない海外旅行に出掛けるのですから、最も行きたい場所へは、初日、遅くとも日程の前半に行っておいた方が良いです。
まして、自分達で計画して移動するフリーのレンタカー旅行であれば、日程終盤になるほど、まさかのトラブルによる計画変更や断念の可能性が出てきてしまいます。
そして、その最優先地がフランクフルトやミュンヘンなど主要空港付近なら良いですが、もし地方都市であれば、現地の国内航空券も同時に手配することで、直接手配するより断然楽で、安上がりにすらなる可能性が高いです。
このことから、最優先地を決めておきましょう。
私たちの場合は、ドレスデンに保管されている、ラファエロが描いたシスティーナの聖母を見ることが、この旅の最優先事項!と決めておきました。
幸運だったのは、ドレスデンがドイツの東端に位置していたため、そこに飛んでしまってレンタカー移動するルートが、効率もよく計画し易かったことです。
③会社・学校の都合から、最大滞在期間を仮設定
いつ帰って来ても大丈夫~。帰りの航空券は帰りたくなったら現地で手配する~。
という方も、中にはいらっしゃるかもしれませんが。
「お盆休みの前に、休暇を5日くっつけて・・・。現実的には、土曜~翌々週日曜で・・・、最大で16日かな?」などと、まずはあたりをつけましょう。
これも、次に行う航空券の日程調整が必要なためです。
④航空券の購入 (出発日の5か月前)
航空券の購入にあたっては、いくつか決めておかないといけないことがあります。
航空会社をどこにするか?直通便?経由便?
これは航空券比較サイトなどで、具体的に料金・所要時間を調べながら、その差額価値や時間が自分たちにとって受け入れられるものかどうか、判断しましょう。
なお、日本からドイツへ直通便を運航しているのは、ANA、JAL、ルフトハンザ航空の3社のみです。(2019年時点)
参考までですが、私たちが手配したANA直通便は6名分で120万円・12時間程度でしたが、タイ航空の経由便は60万円・30~50時間程度でした。
せっかくの海外旅行、観光時間をなるべく確保し、機内でも快適に過ごしたいという考え方もあれば、徹底的に安く済ませて他に予算を回すという考え方も、それぞれだと思います。
単純な往復チケットにするか?周遊チケットにするか?
往路に選択した空港を、必ずしも復路で利用する必要はありません。
観光しながら移動していき、別の空港から帰路につく行程で、航空券を手配することもできます。
ただし、直通便が出ている空港も限られていますので、空港の都合と、レンタカー会社で乗捨て可能プランが用意されているかについては、事前にチェックが必要です。
出発日、帰国日をいつにするか?最大限取る?費用とのバランス?
最大で用意した期間の中から、多少日程を調整してみましょう。
土曜~翌々日曜まで16日間確保した日程から、往路の出発日を月曜日、復路の出発日を金曜日に設定すると、ほんの数日ですが、随分料金に影響します。
私達の場合、30~100万円も差が付きました。
帰国翌日から出社、なんてキツイですしね・・・。
5か月前には航空券を確保!
私たちの場合、8月の旅行に対し、1月ぐらいから航空券の価格をなんとなくチェックしはじめていました。
航空券は事前に手配すると料金が安いですが、〇か月前までなら〇割引で確実に買える、というわけではなく、割安の航空券が一定数〇か月前に解放されて、それが売り切れてしまうかどうかで変動します。
売り切れなければ出発1か月前でも安いままですし、売り切れてしまえば出発半年前でもその値段では買えなくなります。
私が1月にチェックした価格は、そのまま2月末になっても変動しなかったのですが、3月の初旬にドカン!と25万円ほど値上がりしてしまいました。
後悔しながらもそのまま数日ウォッチを続けていると、キャンセルが出たのか、また以前の25万円安い値段が表示されました!
その場で急いで手配をして、その値段で手配出来たのですが、それが出発約5か月前でした。
遅くとも5か月前を目安に、なるべく早く航空券のお値段はチェックを始めておくと良さそうです!
番外編:航空券手配時の後悔ポイント、帰国便の熟考漏れ
この、航空券手配時について、後悔ポイントがあります。
それは、当初ドイツのみを2週間観光する予定でいたので、帰国便を当然、ドイツ発にして手配してしまったことです。
後日、旅程詳細を少し詰め始めたところで、
「せっかくならドイツは1週間で切り上げて、お隣フランスにも足を伸ばして観光したい!」
となってしまいました・・・。
結局、
ドイツでレンタカー旅行 ⇒ 特急でフランス移動 ⇒ フランス観光 ⇒ 特急でドイツに戻る ⇒ ドイツから日本へ帰国
という日程を取りましたが、当初から帰国便をフランスにしておけば、フランス⇒ドイツの移動分は、観光に使えましたし、特急代も不要でした。
プラン変更がいつでも出来てしまうことは、パック旅行ではないメリットではありますが、復路航空券に影響するぐらいの大変更は、可能な限り手配前に詰めておくべきでした・・・。
⑤旅程詳細を詰めていく
航空券を手配することで、日程のはじめとおわりが固定されます。
この効果により、具体的な計画が立てやすくなります。
行ってみたい観光地間の移動距離、ルート、所要時間については、Googleマップが大活躍します!
付箋を付けたガイドブック、地図、Googleマップの検索結果とにらめっこしながら、具体的に日程を詰めていきましょう。
⑥レンタカー予約 (出発日の1か月前)
旅程詳細が決まったら、出発地点、ゴール地点、日付が決まりますので、レンタカーを検索してみましょう。
大手のレンタカー会社であれば、主要空港はもちろん、地方空港にも貸出窓口があることが多いです。
ドレスデン空港にも、Hertzの窓口はありました。
私がようやく予約したのは、出発の1か月前でした。
ココにも後悔ポイントがあります。
ある程度、旅程が決まってきた段階で、早めにレンタカー会社に電話で相談してみましょう。
Hertzでしたら、電話口で直接質問しながら、返却地を選ぶことが出来ました。
キャンセル料も掛からないので、日程変更の可能性があっても、早めに抑えてしまう方が良かったです。
地方空港スタートだと、台数が限られている可能性もあります。
私もたまたま、一度満車になった数日後にキャンセルが出たから抑えられましたが、もしキャンセルが出ていなかったら手詰まりになるところでした・・・。
⑦宿予約 (出発日の5か月前~1週間前)
早い段階で、行くことと日程が確実だったドレスデンには、ヨーロッパに駐在していた同期からおススメされた、古城のようなホテルがありました。
そのホテルだけはすぐ抑えましたが、それ以外は日程を詰めながら抑えれば十分だと思います。
ただ、キャンセル料を取らないホテルも多いですし、国内旅行で現地の方もホテル予約を行いますから、特に週末にあたる日は早めに抑えた方が良いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何から始めていいか分からない!という方は、私の手順、時期、後悔ポイントを参考にして頂き、余裕をもって少しずつでも計画を進めていき、後悔のない素晴らしい旅行にして下さい!
ご覧いただきありがとうございました。では。