旅日記前書き
<旅日記>のカテゴリでは、実際に私がドイツをレンタカー旅行した際につけていた日記を、現地で撮影した写真と共に紹介していきます。
別途移動ルート・観光内容をまとめた記事を作成しております。
合わせてご確認頂くことで、当日の旅程に対する余裕度・充実度などを感じ取って頂き、皆様の旅の計画のご参考にして頂ければと思います。
なお日記の時系列はそのまま活かしております。
皆様の旅に活かして頂けそうなポイント「だけ」をご覧になりたい場合は、目次より「まとめ」に飛んで頂きご参照下さい。
移動ルート・観光内容をまとめた記事はこちらです
私たちがドイツで実際に走行したルート、走行時間、慌ただしさを報告します!計画の参考にどうぞ!|初めてのドイツフランスレンタカー旅行体験談 (europe-drive.com)
2019/8/17 フュッセン~レンタカートラブル④
ここまでの経緯は別記事参照ください。(記事①はこちら、記事②はこちら、記事③はこちら)
ノリの軽い言伝の不安
スマホの設定を調整しつつ、先ほどの番号に再度電話。
- こちらへの着信が出来なそうなこと
- IKEAの地下駐車場に停めていること
- 仕方ないのでメインエントランスで待つこと
を伝え、これらをドライバーへと連絡してくれと言伝した。
こちらはようやく垂れてきた蜘蛛の糸に必死だが、あちらは「ハイハイ、ハイヨ~」のようになんだかノリが軽く、適当に受け流されている感じで不安がよぎる・・・。
IKEAの地下駐車場からメインエントランスへと移動してみると、雨が降り始めていた。
雨が降る中で傘もささずに、歩道からナイスなストリートを目を皿のようにして見ながら待機。
そもそもADACの基地ってここからどれくらいで着くのか聞いておけばよかったな・・・、ちゃんと来てくれるかな・・・、と不安になっていた頃、黄色の車にADACロゴのクルマがやって来た!
必死で手を振ってアピールし誘導する。
おじさんに開口一番、駐車場はどこだ?と聞かれる。ホラ、やっぱり伝わってないじゃねーか…!
地下駐車場だよ!と伝えると、
んじゃ近くでまた手を振ってくれ!と言われて置いていかれる。
んー。助手席に乗せたりはしてくれないのね・・・。
車に対して必死で走って追いかけ、誘導する。
ADACのオジサンによって明かされるエンジン故障の状況と理由
クルマまで誘導し、息がハァハァ上がっている中で状況を説明する。
英語での数字の聞き取りが苦手なのか、何回も聞き返される。
伝わりづらい。身振りや擬音、筆談等で状況をなんとか説明していく。
おじさんはADAC車から降りてこちらの車の運転席に乗り込み、一緒に駐車場内を実走してみて状況を確認する。
大柄なおじさんにとってはむしろ狭い車のようだ・・・。
なんだよしかもオートマかよ!と不慣れな様子。
ここに停めたのは、かれこれもう6時間以上前になる。
エンジンが冷えたためなのか状態は多少改善してしまっているようで、むしろなかなかノッキング症状が再現せず、伝わらなくてもどかしい。
ナニモナイネーとか言われたらどうしよう。
地下駐車場内だけでは出せるスピードに限界があったので、IKEAの外周をぐるりと一般道を走ってみたところで、ノッキング症状がようやく出た!!
今だけは出てくれてむしろ嬉しかったよ!
おじさんの判定では4気筒のうち1気筒死んでいる状態らしい。
おじさんはそのまま、IKEAの駐車場入口近くに一旦路上駐車した。
詳しい説明を受ける。
・・・果たして冗談なのか本気なのか不明だ。
ADACおじさんの提案。え・・・そんなにスムーズでいいんですか・・・。
今日はフランクフルトまで行く予定であったことを伝えると、それはこの車では絶対無理だ!と言われる。
Fordの修理工場の話が出たので、「ちょっと待った!コレHertzで借りたレンタカーだけど!」と慌てて説明する。
おじさんは少し考え、ならばと
- シュトゥットガルト空港店で代車を手配してあげる
- そこまで連れていってあげる
- そこから代車でフランクフルトに向かったら?
・・・と提案される。
えっナニコレ・・・、100点の素晴らしい提案じゃないか・・・。
むしろそこまで至れり尽くせりやってくれるんですか・・・。
不満なんてあるはずもなくOKした。
おじさんとのその後にまた不穏な空気が・・・
とIKEA外構路上に駐車したままで、おじさんだけ徒歩で駐車場入り口へと入っていく。
しかし30分ほどしても、おじさんは戻らなかった・・・。
夕暮れに忍び寄る怪しいクルマ
そのうち、後部ガラスが真っ黒にスモークされたベンツが目の前ギリギリに路駐してきた。
スモークのせいで車内の様子は全く見えないが、中にいるであろう乗員は一向に一人も外に出てこない。
・・・少し妙だ。
時刻はもう20時を回り、あたりは暗くなってくる。
もしかしたら前のクルマはワルモノで、この妙な待機時間はもう1台仲間を呼んでいる最中なのではないか?
駆け付けた仲間に後部にもべったりギリギリに停車され、離脱が出来ないように固められたうえで襲われたら…?
妙な妄想が先走り、緊張がよぎってきた・・・。
まとめ
トラブルの1日は非常に長くなりそうな上に写真も撮れてなく文章オンリーなので、記事を分割しています。
今回は、ADAC到着でホッ!~突然の投げ出しと緊張、まででしたね。
役に立つ体験ポイントとしては、以下でしょうか。
- 業務連絡は伝えられていると思い込まないこと!
- 大事な内容は重複したとしても、念入りに伝えても良いかも
- ADACの車両は黄色ですごく目立つ。
- 助けを求めている当事者は、同時にホッとする効果あった
- ADACの対応はさすがでした。スグにでも呼ぶべきだ・・・。
- 犯罪には常に気を抜かず、ある程度の緊張状態を保っておく。
今回の単元でもトラブル悪化・長期化の分岐点はありませんでした。
おさらいとして再度貼っておきます。
- 準備していた通話アプリで電話発信が出来ない!
- 当日は土曜日で基本休業日。
- 大トラブル発生時の対応を想定し、最悪自己対処して良いか把握してなかった
- Hertzには小型~大型店舗、土曜営業店舗があることを把握していなかった
- 営業時間外に日本的な対応を期待してしまった
- 言い放たれたオンリーウェイの呪縛から逃れられなかった(最大要因)
長文お読みいただきありがとうございました。
この日の続編はこちらになります。(記事はこちら)
記事に写真がなく寂しいので、当日の写真ではないですが、未掲載写真を載せておきます。ネルトリンゲンの絶景を別アングルで。展望台に上るのはすごく大変ですが、その甲斐はありました!