レンタカー体験談

<旅日記> 2019/8/17 フュッセン~レンタカートラブル①

旅日記前書き

<旅日記>のカテゴリでは、実際に私がドイツをレンタカー旅行した際につけていた日記を、現地で撮影した写真と共に紹介していきます。

別途移動ルート・観光内容をまとめた記事を作成しております。

合わせてご確認頂くことで、当日の旅程に対する余裕度・充実度などを感じ取って頂き、皆様の旅の計画のご参考にして頂ければと思います。

なお日記の時系列はそのまま活かしております。

皆様の旅に活かして頂けそうなポイント「だけ」をご覧になりたい場合は、目次より「まとめ」に飛んで頂きご参照下さい。

2019/8/17 フュッセン~レンタカートラブル①

トラブルの一因は無謀な走行計画から

この日はかなり無謀な走行計画となっていた。

  • フュッセンからリューデスハイムまで450㎞程一気に走り
  • ライン川下りの船になるべく早く乗る
  • 鉄道で駐車場まで戻る
  • さらに一時間ほど走ってフランフクルト宿へ
  • チェックインは20~21時頃

なおかつ、翌日にはフランクフルト発フランス行きの高速鉄道を予約済、フランス着の翌日ルーブル美術館も予約済というかなりキツキツのスケジュールだった。

ドイツ最終日に配置していることもあり正直優先度はそこまで高くなく、とりあえず走るだけ走ってみるものの成立しなそうなら諦めるかな・・・、という思いが少しあったことも事実ではある。

無理だったらフランクフルトデパートでお土産を買う日にする手もある、と。

今回の旅では、最も優先度が高く絶対行きたい場所を初日に配置している。

フリー旅行ならなおさら、日程後半はリスケが必要になってしまう可能性があるので、行きたいところから優先して行っておくべきだし、実際奏功したことになる・・・。

当日朝はなるべく早く出るため、フロントの協力も得られた

乗船のタイムリミットもあるため、前日晩にホテルフロントで交渉してみたところ、本来なら7時半開始の朝食を10分早く入場させてくれることになった。

迷惑だろうに、大変助かる。

あわただしく朝食をとって、2日間とてもお世話になった宿をチェックアウトした。

8時ちょうどぐらいに出発した。

トラブル一因その2。運転にも慣れた最終日、アウトバーンの「特性」を活かしたくなった

今日は運転時間が長くなりそうだが、昨日の幅狭・路肩急斜面を乗り切って運転にも慣れたもので、アウトバーンを思い切り走るのも今日が最後だ。

折角なので、どこまでも続きそうな直線区間でミラーを確認し、最高速がどれくらい出るのか試してみたりした。

結果は170-180km/hぐらいだっただろうか。

ペース速く200kmほど走って、シュトゥットガルト空港も通過した10時半ごろ、急にエンジンの調子が悪くなりだす。

高速域だと激しくノッキングしてしまう。

ただ、加減して120㎞くらいで走っていれば大丈夫だ。

まだまだ距離があるので気が急くが、仕方ない。

ふとメーターを見ると、いつの間にか警告灯が一つついている。

警告灯を解消すれば直るかと気休め程度に期待しながらガソリンスタンドへ

実は借出し初日に初めてエンジンをかけた時から、そろそろAdblueの補給時期だというメッセージが表示されていた。

ただ役目も緊急性も重要性もわからず、レンタルした人ではなくてレンタカー屋側の整備範囲で怠慢なんだろう・・・と無視していた。

イメージはエアコンフィルターみたいなもんかな、と。そんなの借りた人が整備しないでしょ。

どうも、Adblueがついに空になって付いた警告灯の模様。

なんとなく調べた限りでは、それがノッキングの原因とはとても思えなかったが、とりあえず最寄りのガソリンスタンドにてAdblueとディーゼルを補給して再出発した。

直らないノッキング。さらに悪化

やはりすぐまたノッキングが発生し、むしろちょっと悪化しているようにも感じる・・・。

そんな11時ごろに突然。

アウトバーンを100㎞くらいで走行中にそれまでより激しくガガガガガガッとノッキング。

急にメーターにスパナマークの警告灯が点灯するとともに、エンジンが急停止したのかアウトバーン上で推力がなくなり、惰性で滑走開始・・・

緊迫、血の気が引く。

幸運にも、まさにパーキングエリアの入り口直前を走行中だったので、慣性で滑りこむことができた!とりあえずそのまま駐車する。

トラブル悪化・長期化の分岐点①準備していた通話アプリで電話発信が出来ない!

Hertzで渡されたパンフレットにある24hrエマージェンシーロードサイドアシスタンスに電話を試みるが、そもそも発信がうまくいかない。

スマホでそのまま電話を掛けてしまうと超高額なのは認識しているので、旅行前に調べて準備してきたLine-outの使用を試みるが、なんとドイツはエリア対象外と出てしまう。

ここに来て準備不足が露呈した・・・。公衆電話もあたりには見当たらない。

Googleマップで調べてみると、再度幸運にも、現在地のすぐ近くがアウトバーン降り口で、ガソリンスタンドがその近くにあるようだ。

ガソリンスタンドなら整備や状況の確認など、対応してくれるかもしれない。

そっ・・・とエンジンをかけてみると、一応再始動は出来た。

この状態でアウトバーンを走り続けるのは恐ろしすぎるが、降り口が近いならそこまでならなんとかなるかも。

ダマシダマシ・・・でそこまで向かうことにした。

ガソリンスタンドは小規模だった。電話を借りることが出来たが保留・・・。

なんとかスタンドに辿り着くが、小さめのスタンドだった。

残念ながら整備エリアなどはなく、状態を見てもらうことは難しそうだ。

しかし店員の女性に事情を説明して助けを求め、お店の固定電話を貸してもらうことが出来た。

24hrエマージェンシーロードサイドアシスタンスに電話は掛けられたものの、お待たせしていますの保留アナウンスが15分以上流れっぱなし。

どこが24hrなんだ!

借りている電話でもあるので諦めて、お礼を言って帰す。

チップを差し出したが、固辞された。良い方達でした・・・。

トラブル悪化・長期化の分岐点②当日は土曜日で基本休業日。24hrエマージェンシーもそれ

ガソリンスタンド店舗を出た所で、バイカーのおじさんにフォードの工場なら近くにあるよ!と声を掛けられた。

ただ今日は土曜日なので、開いているかは分からない。

ドイツの方って勤勉ですが、ON・OFFはめちゃくちゃキッチリしていて、休日はしっかりお休みするそうです。

いや、それのどこが24hrエマージェンシーなのか!!

・・・とは思いますけど、全然繋がる気配がなかったのは恐らくそう。

土曜に出勤する社員が圧倒的に足りてないとか、そのような背景が推測されます・・・。

やる気がないというよりは、手が足りていない??

トラブル悪化・長期化の分岐点③大トラブル発生時の対応を想定し、最悪自己対処して良いのか把握しておかなかった

マイカーなら修理工場へ持ち込むこともイメージ出来たが、これはレンタカーなのでそもそも直接工場に持ち込んで良いのか?もその場では判断付かなかった。

それを判断するために相談したいのに、電話は繋がらない。

そうだ・・・、じゃあとりあえずどうすべきか直接話をしに行くしかないかな・・・。

と思い至るのは、私の中では自然な流れでした。

トラブル悪化・長期化の分岐点④Hertzには小型~大型店舗、土曜営業店舗があることを把握していなかった

仕方ないので最寄りのHertzをGoogle マップで調べ、そこまでノロノロ運転で向かい、店員さんに直接話をしてみることに。

初日にも陥っただが、Google マップでは高低差は分かり辛い。

この最寄り店舗は、実は道中はいくつも山を越えないといけないコースだった。

しかも最寄りで選んだこと自体も後からミスだと分かる。

山道の上りで何度もエンジンが止まりそうになり肝を冷やしながら。

後続の運転手さんも心配そうな顔で見てくれているのも感じながら。

体感ではエンジンは虫の息ギリギリの状態で、最寄りのHertzとして示されたジンデルフィンゲンIKEA駐車場へと滑り込むことが出来たのだった・・・

まとめ

トラブルの1日は非常に長くなりそうな上に写真もないので、記事を分割したいと思います。

今回はエンジントラブル発生~最寄りのHertzに命からがら到着まででしたね。

役に立つ体験ポイントとしては、以下でしょうか。

  • 最高速チャレンジのリスク(直接的な要因かは不明)
  • ヨーロッパに多いディーゼル車の常識を理解しておく。Adblueの役割など。
  • スマホから固定電話に発信する方法を抑えておく!Skype-Outなどの活用。

今のところ登場している、トラブル悪化・長期化の分岐点は以下です。

  1. 準備していた通話アプリで電話発信が出来ない!
  2. 当日は土曜日で基本休業日。
  3. 大トラブル発生時の対応を想定し、最悪自己対処して良いのか把握しておかなかった
  4. Hertzには小型~大型店舗、土曜営業店舗があることを把握していなかった

②のみ仕方のない外部要因です。

①は準備出来ていればその場で集中して通話を試みることが出来ました。

③は把握できていれば、修理工場に自分で駆け込めました(休みだったかもしれないけど)

④は把握できていれば、土曜終日営業の大型店舗であるシュトゥットガルト空港店舗などに向かっていました

さあ、実はここまで全要因で悪化方向をそろえてしまっている私達。

今後どうなるでしょうか・・・。

長文お読みいただきありがとうございました。

続編はこちらになります。(記事はこちら

記事内に写真がなくて寂しいので、当日の写真ではないですが未掲載のドイツ旅行中写真を載せておきます。こちらはローテンブルク展望台からの眺め別アングルです。

ローテンブルク展望台からの景色2ローテンブルク展望台からの景色2