今回は優先して準備・下調べを進めておくべきもので、少なくともこれだけは!というものを整理しておきます。
旅行の計画は『ガイドブックと航空券検索から』ですが、そこまで出来たらボチボチ下調べはじめましょう!
少なくともこれは優先的に準備・下調べしよう!
記事タイトルにもありますが、私が考える優先準備・下調べ対象は以下です。
- パスポート申請
- 国際免許申請
- 海外旅行保険の確認
- wi-fiの確保
順に説明していきます!
①パスポート申請
ご承知の通りパスポートは有効期限があります。
もし旅行前に有効期限内のパスポートを持っていない場合、
などと思って取得をギリギリまで先延ばしにしないようにしましょう。
実はパスポート未取得時の思わぬリスクは航空券手配時にあります。
思わぬリスク!航空券購入時にパスポート記載(予定)の姓名が必要で事後変更不可!
航空券を手配する際に、搭乗者の姓名を入力する必要があります。
これ、パスポートに記載される姓名と1文字でも違っていたら事後変更不可です!
・・・って思うかもしれませんが、日本人名のローマ字表記って厄介です。
- たろう「TAROU?TARO?」
- ようこ「YOKO?YOUKO?」
- ふ「FU?HU?」
女性の場合、急に姓が変わることもあるでしょう。
航空券購入後に電撃入籍、追ってパスポートを取得したら別の姓だったり・・・。
どんなにやむを得ない理由があったとしても、購入時の姓名と違っていると航空券は取消・再購入が必須になってしまいます。
キャンセル料、旅行直前に再手配した場合の差額・・・、全部自己負担です。
そもそも満席で再手配不可の可能性すらあります。
是非、航空券購入時にはパスポートを横に置きつつ、一字一句確認しながら入力して頂きたいです。
航空券購入は旅行の半年前には決断することもあるでしょうから、早め早めにパスポート申請の準備は進めておいた方が無難ですよ!
10年の期限は長い。すでに発行済の方も期限切れに要注意
少なくともすでに発行済の方は、姓名間違いのリスクは低いです。
ですが肝心の旅行出発日になって、期限切れや必要とされる残存期間不足(※)となっては大変です。
(※国により3か月と半年の場合がありますが、キチンと調べておくか半年+α確保しておきましょう・・・。)
パスポートは成人であれば5年か10年の有効期間から選択できるので、多くの方は10年有効で申請されていることでしょう。
10年っていつの間にか過ぎていて、よっぽど頻繁に旅券を見る機会がある方でなければ、正確に覚えている方は皆無でしょう。
10年目がまさか今年だったとは・・・。
・・・とならないように、早めに有効期限を確認し、必要に応じて更新・再発行申請を進めておきましょう。
②国際免許申請
平日動ける方であれば、各都道府県内の国外免許センターに出向けば即日交付されるので、割と直前でもなんとかなります。
ただ忘れているとレンタカー旅行が成立しません!
申請にはいくつか落とし穴があり、後日再度申請が必要となってしまうケースもあります。
埼玉県で国際免許取得した経験談は別記事にございますので、ご参考まで。
ドイツ旅行でレンタカーを運転するために国際免許を取得した体験談(埼玉)|初めてのドイツフランスレンタカー旅行体験談 (europe-drive.com)
取得から1年間有効ですので、数週間の旅行であれば早めに下調べして取得してしまうことをおススメします。
ただし申請にあたりパスポート持参が必要ですし、購入した航空券情報の記載が必要になります。
整理すると順番は以下が望ましいです。
『パスポート取得 → 航空券購入 ⇒ 国際免許取得』
③海外旅行保険の確認
こちらも万一の場合、金銭リスクが非常に高いので早めに万全に整えておきましょう。
クレジットカードに付帯されていることが多いので、クレジットカードをいくつかお持ちの方は、新たに加入する必要がない場合も多いです。
ただしその場合も下記はしっかり把握されていますか?
- 保険が「利用付帯」なのか?「自動付帯」なのか?
- 「補償額がいくら」なのか?
- 補償範囲から漏れている同行者はいないか?
③ー① 保険が利用付帯なのか、自動付帯なのか
持っているクレジットカードに海外旅行保険が付いていたことは記憶していても、それが「自動付帯」だったか、「利用付帯」だったかまでは気にしていなかった人もいらっしゃるでしょう。
自動付帯なら持っているだけで補償されますが、利用付帯だと旅行移動費のいずれかをそのカードで決済していることが補償される条件になります。
旅行移動費の例)航空券代、出発早朝のタクシー代、空港までの電車代
※ただしこれらもクレジットカード会社により差があり不可の場合も
自動付帯でも、旅行中に携帯する必要があったり、自宅に置いていても大丈夫なケースがあったりします。
一概に「ゴールドカードだから大丈夫」といったこともありませんし、規定は改定される場合もあります。
インターネット上の個人サイトを鵜呑みにせず、クレジットカード公式サイトで確認するか、クレジットカードのコールセンターに電話確認するなど、万全の準備をして下さい。
万一の場合、最悪数百万円という治療費の自己負担リスクがある以上、万全過ぎることはないです!
巻き込まれ事故、盲腸の発症など、いくら自分が気を付けていても避けられないケースはありますから・・・。
③ー② 補償額がいくらなのか?
有名な話では、過去ニューヨーク滞在中に盲腸を発症し、1週間程度の入院で7万ドルの請求となった、という実話があります。
もっとも、小さなリスクにどこまで備えておくのか?というのは、一般的な保険でも難しいテーマではあります・・・。
1,000万円以上の治療費請求となるのは確かにレアケースであり、割り切ってほとんどのケースをカバーできる5百万円まで備えておこう、という考えもあります。
盲腸で数百万円というケースは現実的によくあるようなので、個人的には最低限5百万円は備えておきたいですね・・・。
1枚で500万円をカバーできるカードは少ないですが、実は傷害治療費や疾病治療費の補償額は複数カードを合算可能です。
数枚準備すれば、500万円を積み上げることはそう難しくありません。
お手持ちのクレジットカードの補償額を確認し、十分に備えておきましょう。
追加でカードを発行する場合や、買い切りの保険を検討されるのであれば時間が掛かりますので、これも早めに動いておくに越したことはありません。
最後の砦としては、出国当日に空港自販機で保険加入も可能です。
③ー③ 補償範囲から漏れている同行者はいないか?
実は私がモロにハマったのはコレです。
とあるクレジットカードの海外旅行保険が家族にも適用できることまで把握していたので安心していました。
しかし実は当時の私が持っていた保険は、義理の母、未成年でない子供が補償範囲に入らないものでした。
出発1週間前でしたが急遽2人が各自クレジットカードを発行し、なんとかギリギリ出発直前にカバーした、という体験でした・・・。
家族が補償範囲に入っているとあっても安心せず、範囲がどこまでかをきちんと確認しておくことをおススメします。
④wi-fiの確保
現代のレンタカー旅行を快適に行うためには、wi-fiの確保は優先度高いです。
なるべく安く済ませたいのであれば、自分でルーターとsimカードを準備が最安です。
トラブルにも万全に備えたいのであれば、丸ごとレンタルしてしまうのがおススメです!
私は前者に挑戦し、フランクフルト空港でめちゃくちゃ苦労し、いくつかの幸運にも恵まれて間一髪開通出来ました・・・。
直前でも準備は間に合いますが、確実に整えておきたいことと、「ルーター?」「sim?」と「よくわからん言葉」が多いので、早めに下調べしておくと良いです。
レンタルするにあたって、どれぐらいの通信量を確保しておくべきかは、以前記事にしましたのでご参考にしてみて下さい。
補足:海外旅行中は「常に」機内モードが良い
補足ですが、海外旅行中は「常に」機内モードにしておくと良いです。
実際、家族にはうっすらとしか伝えていなかったので、奥さんと母が現地空港について飛行機を降りた途端に機内モードを解除してしまってました・・・。
ちょうど搭乗中に来ていたしょうもないメールを受信するなど、現地での通信が発生。
一瞬の油断であえなく数千円のお支払いとなりました。
実は「機内モード」にしていても、wi-fi経由の通信なら可能なんです。
もし現在ご自宅などで、wi-fi環境があれば実験してみて下さい。
「機内モード」に設定した瞬間に、「wi-fi設定」が一旦外れてしまう機種が多いですが、再度「wi-fi設定」をしてみて下さい。
「機内モード」と「wi-fi設定」は両立しますので、wi-fi圏内にさえいればインターネット通信は可能なのです。
なお機内モード状態なら電話着信も不可です。
現地で電話が掛かってきてしまうと、受ける側なのに国際電話料金負担となるケースがありますが、それも防げます。
知っている方には当たり前すぎる知識かもしれませんが、実際に私の家族は知らずに痛い目を見ましたので、あえて補足いたしました。
まとめ
以上、旅行するにあたってかなり重要、そもそもないと旅行成立しないもので、準備に時間が掛かるものを中心に紹介しました。
- パスポート申請
- 国際免許申請
- 海外旅行保険の確認
- wi-fiの確保
まだ準備していなかったものがあれば、少しずつで良いですから下調べを進めてみて下さい。
参考になりましたら幸いです。では!