レンタカー体験談

レンタカートラブルからの教訓。私が足りていなかったこと。

私が体験したレンタカーでのトラブル。

当日もガッツリハマりましたが、実は後日にも強烈にトラブルを引っ張っています。

私が当日にしていた致命的なミスも発覚して戦慄。

今回はその後日トラブルを紹介いたします。

後日トラブル!Hertz内に情報共有を任せていたら行き違い、警察沙汰寸前!

なかなか強烈な見出しですが(笑)、実際キツかったです。

私はトラブル報告を2か所に行いました。

  1. トラブル翌日に、元々返却予定だったフランクフルト中央駅のHertz店舗へ報告
  2. トラブル3日後に、パリから日本のHertzカスタマーセンターへ報告(国際電話)

①の際に、帰国後に②で別にいいよと言われたのですが、気になったので早めに②をしておいたのです。

急な電話とメールに冷や汗、戦慄。

ところがフランスで1週間弱過ごして日本に帰国したころ、日本時間で23時頃に携帯電話に国際電話が着電。

受け答えに自信がなくて、ほんの数秒迷っている間に切れてしまったのですが、直後にメールも入っていました。そこには非常に強い口調で、次のようなことが記載されていました。

こちらはドレスデン空港のHertz窓口。

あなたが私達の店舗から借りたレンタカーが、予定日を過ぎても返却されていない。

直ちに電話で連絡を。明日までに連絡がない場合、警察に通報する。

私が実施した①や②により、ドレスデンの店舗へと連絡は入っているはずと思い込んでいました・・・。

冷や汗があふれました・・・。それでも電話で直接事情説明するにはどうしても自信が持てず、翌3時頃まで掛かりながらなんとかGoogle 翻訳を駆使しつつ、以下のような返信をしました。

英語が下手なので行き違いがないようにメールにさせてもらいます・・・、

クルマは8/17にトラブルが起き、ジンデルフィンゲンのADACにあるはず・・・、

連絡済みなのですが・・・

メールと電話は日本23時=現地15時頃。

この際、Googleの位置情報履歴を辿れたことが非常にありがたかったです。事前にいつか御礼参りを・・・、と位置情報をチェックしていたおかげで、トラブルで停車した町や、レッカーされた先がどこなのか確認出来ていました。位置情報がないと分からなかったと思います。

さらに戦慄、当日に致命的なミスをしていたことに気付く

こうなってからようやく初めて気づいたポイントとして、実はもう一つ、本来なら致命的なミスを私はしています。

なんとADACにレッカーして頂いた後、預けたことを証明するものを何一つもらってなかったのです!!

これ、JAFさん経由で絶大に信頼のおけるADACさんだから良かったですけど、野良レッカー会社だったら「Hertzに連絡しとくよ~(笑)」と言って、そのままクルマを売り払われていたとしてももう泣き寝入りするしかなかったはずです!

おそらく5百万円とかそれぐらいの損害が出ていたと思います。いくらスーパーカバー保険でも、自己責任による盗難は補償対象外と思われます・・・。

大丈夫なはず・・・いやでももしかしたら・・・。とこの時点で気付いた致命的なミスに、その日は一睡も出来ませんでした。

翌日の対応ー日本Hertzカスタマーセンターへ連絡

ドレスデンとの時差は8時間なので、メールを送った日本の3時は現地19時ごろです。

翌日午前中が警察通報リミットと勝手に仮定すると、翌日の日本20時までに誤解を解かないといけません。

翌朝まで送ったメールへのリアクションはありませんでした。あちらの要求は電話でしたし、また伝わっている『だろう』といった油断は禁物です・・・!

一睡もできないまま迎えた、翌日のHertz日本のカスタマーセンター営業開始次第、すぐ電話しました。

  • ドレスデン店舗から直接連絡が来ている
  • 警察に連絡すると通告を受けている
  • 1週間前に日本カスタマーセンターには連絡済みだが、どうなっているのか?

Hertz日本から受けた回答は、アメリカのHertz本社には展開済だが、そこで止まっているのかも、といった内容でした。英語が上手ではないので、そちらで直接ドレスデンへと連絡してくれないかと言ったことを頼んでおきました。

翌日の対応ー最終手段、代理電話

しかしこれだけでは安心できません・・・。

その日は終業まで、あまり仕事が手につかないまま過ごしました。

このまま夜を迎えて行き違いのままタイムリミット、通報されたらどうなるのだろう・・・。Hertzにも連絡しとくよ!と言っていたADACさんから、Hertzに連絡は行ってないのだろうか・・・。そうなるとクルマはどうなっているのだろう・・・。

そしてついに最終手段として、同じ職場にたまたまいた日本語も超絶上手なネイティブさんに泣きつきました。

一緒に仕事をしてきた仲ではあったのですが、親身に心配してくれ、事情を話したら・・・。

このメールの口調だと、下手したらもう通報済ですね・・・。なら一回私が直接電話して事情説明しましょうか?

神様!

慣れた手つきでスイスイと、日本からドイツへとSkype-outで発信してくれました。

詳しくこちらの事情説明してくれて、聞き取って頂いた状況は以下でした。

  • 私の明け方3時メールは、受信箱があふれてて見てなかった
  • トラブル連絡はどこからも来ていなかった
  • メールにある情報はありがたい。早速、Hertz修理センターに確認してみる
  • 未通報

もう、膝から崩れるほど安堵しました・・・。

これで解決に向かいそうだ・・・。

そして解決へ!皆様の親切によって助けられました。

翌日、Hertzドレスデンからメール連絡があり、クルマはHertzの修理工場にあったとの事でした。詳しい情報があって見つけやすかったと感謝して頂いていましたが、いやいや、私が不甲斐ないばかりにご迷惑を掛けてしまっただけです・・・。

ADACさんもプロとして、数百万円が目の前に落ちていてもバックレず、キチンと仕事を全うして頂ける素晴らしい業者さんでした!ちょっとでもハラハラした私が恥ずかしいですが、本当に助かりました。

最後の最後まで、人の親切によって助けて頂いた経験でした。

なお、5分ほど国際電話で話して頂いていましたが、あれほど現地で苦労してお金もかけた国際電話、30円ぐらいでしたって・・・!これも私の決定的な事前準備不足ですよね・・・。

まとめ

今回のトラブルを大きく深くしてしまった、私の事前準備不足、当日のミスをまとめると、以下になります。

  1. 現地で信頼できるレッカー会社を調べていなかった
  2. 固定電話への確実な連絡手段を確保出来ていなかった(していたはずが実際には使えなかった)
  3. トラブルフリーを最優先した運転が出来ていなかった
  4. ディーゼル車の常識を把握出来ていなかった
  5. Hertzの店舗で有人/無人、営業時間の確認が不十分だった(日本のように営業時間外でも緊急対応してくれることは皆無)
  6. レッカー車を預けた証明をもらい忘れた
  7. 貸出店舗へと直接連絡していなかった

割と致命的だったのは、①、②、⑥、⑦かと思っています。特に⑥(①)が、一番高くつく可能性がありましたね・・・。

ちなみに、このトラブルに掛かった費用である、修理、タクシー、国際電話代などすべての費用はHertzさんから後日返金頂いています!

色々ありましたが、大手に任せていてしっかり保険に入っていた効果が出たので、その点はホントに良かったと思っていますし、次もHertzさんにお世話になりたいです。

内部で伝達がうまくいかないのは、日本企業のような親切・先回り対応をイメージすること自体が間違っていますよね。Hertzさんだけでなく、あれだけ素晴らしい対応をして頂いたADACさんにしても、「伝わってないんかい!」って局面はありましたので。

自分で何とかしないと、トラブルにより引き込まれてしまうなと思いました。

でもこういったポイントを押さえてから旅行すれば、パック旅行よりも充実して満足度の高い旅行が送れる可能性が非常に高いと思います!

これだけトラブルに巻き込まれた私でも、次も絶対、レンタカーで旅行したいですし!

親切なドイツの方々に大変助けられた、素晴らしい旅行でした!!

旅の最後に撮った写真です!